折れたロッドのリペア
このあいだ不注意でもないのに折れてしまったシーバス用ロッド、やっすい中古ロッドではありますがなんだかもったいないので修理にチャレンジしてみました。
以前はタナゴ釣り用の和竿作っていたので道具はほぼあるし「こんなんやりゃいいんじゃね?」という勘所もあったので。

折れ方はこんな感じ。
何かの拍子に傷ついて折れちゃった、てな感じかな?
ロッドの先端が全体の長さの1/3のあたりで折れてます。

先の方はこんな感じでヒビが入っているので

その部分、約3cmノコギリでカット。
ヤスリで切断部を整えます。
ロッドの手元側はちょうどガイドを取り付けているとろこで折れていたのでヒビはありませんでした。
折れた部分の接合は印籠継形式でいきます。
印籠継用のカーボンを内部に埋め込んで接着するという寸法。
折れた部分の内径を測ると約4.7mmだったので5mmの印籠継用カーボンを購入。
近所にロッドビルディング用品が充実してる釣り具屋さんがあるので便利です♪
内部に埋め込むカーボンの長さ、相当迷いました。
短過ぎれば強度に問題出るだろうし、長過ぎれば竿のしなりに影響するだろうし。
結局全体で6cm、片方に3cm埋め込む形としました。
これが吉と出るか凶と出るか…
さて、長さが決まったら切断し、印籠継のカーボンは若干太いので、電動ドリルに咥えさせてヤスリで微調整します。
接着は2液タイプの「ボンドクイック5」で。
これよくくっつきますよ。
接着したら先端部分の接合部を強化するために糸を巻きます。
和竿で言うところの「口巻き」。
完成後はこんな感じ。
巻き終わったら瞬間接着剤で固めます。
せっかくなのでカシュー重ね塗りしてピカピカ仕上げにしましょうかね。
と思ったけどこんなもんで許しといたる(笑)
ボンドクイック5を厚塗りして…
はみ出た接着剤をキレイにして完成!
出費500円です(笑)
よく見なきゃリペアしたってのも分からないくらいにはなったかな?
素人仕事にしては十分でしょ?
折れたロッドある方は高いロッドであれはメーカー修理なんでしょうが、安物ロッドはこんな風に安上がりに再生するのもアリだと思いますよ♪
さーて、実釣でどうかな〜。
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