2015年12月30日
スピンテール自作
皆さま、本年はお世話になりました。
タナゴで検索の皆さま、期待を裏切ってスミマセン。
過去記事で参考になる投稿があれば見てやってください。
多分しばらくはソルトルアー&カヤックフィッシングでいくと思いますのでよろしくお願い致します。
ということで比較的簡単(?)な自作スピンテールの紹介です。
【必要な素材】
・ナス型オモリ
削るので完成後の重さ+αのもの。
自分は20g前後のものを作りたかったので8号(30g)を用意。
・ステンレス針金 0.9mm、0.3mm
0.9mmはラインアイ用、0.3mmはブレイド延長接続用なのでなくても可
・アルミテープ(百均にあります)、またはアルミ箔
鉛に貼ってボディーのベースとします。
・セルロースセメント
塗装後の最後の仕上げ用
・お好きな塗料
自分はタミヤのクリア系の缶スプレーを数色用意しました。
アルミ貼った後これで着色します。
・ホログラムシート(これも百均にあります)
アイ作成用なので市販品を購入する場合は不要。
ブレイドに貼ってもOK。
・黒ビニールテープ
アイの目玉にします。
こちらは紙を黒に塗って使ってもなんでもいいです。
・ステンレス板0.3mm
ホームセンターに売ってます。
・耐熱チューブ
フック接続部分に被せる用。なくてもOK。
以降は市販品
・フック
・スプリットリング
・ボールベアリングスイベル
【必要な工具】
・ドリルドライバー
・ドリルビット3〜5mm
・カナヅチ
・平ヤスリ
・紙ヤスリ
・万力(なくてもいいがあった方が穴開けや削るのが楽)
・金切ばさみ
・ポンチ(2、3、5mm、アイを自作しない場合は不要)

まずはナス型オモリを叩いて整形です。

穴開けして即叩きだと薄っぺらくなり過ぎるので、まずは縦方向に薄っぺらくするように叩いて整形します。

ドリルで穴を開ける前にドライバーのビット等で(本当はポンチの方がいいんでしょうが)穴開け位置を打ちます。
そのままドリルで削るとずれたりするので、この工程は入れた方が失敗は減るかと。
まずはセンターに穴を開けるのが大切です!

ドリルで穴を開けます。
サイズは何使ったか忘れましたが後で整形した針金通すのでそれが入るサイズで、4mmくらいだったかな?
最初小さく開けて通らなければ大きくする、というようなやり方でOKかと。
この作業もセンターを出すために確実にまっすぐ開くよう注意した方が吉です。

こんな感じで。
出たバリはカッターでカット。

お次はラインアイ。
9mmのステンレス針金をこんな風に輪っかに加工。
これはリューターのビットの軸使ってますが、釘でもなんでもいいでしょう。

出来上がりはこんな感じ。
長さは叩いて整形するので長めに。

これをオモリの穴に通します。

これをカナヅチで穴を潰すように横から叩きます。
ここの作業も結構重要。
バランスよく打ってるつもりでもどちらかに偏ってたりしますので、打っては確認打っては確認を繰り返し、上下のラインアイがボディーのセンターになるよう調整します。
と言いつつこの時は1つ失敗してしまいました。

ここから平ヤスリで削っていきます。
鉛なので簡単に削れます。
写真はすっかり削った後ですが、削るのには万力があると力入れやすいですよ。

削る前は29gで…

削った後は20g。
塗装とフック等で22、3gかな?
深場の底を探るにはこのくらいの重さがいい感じです。
三番瀬などのシャローでは10g台でいいと思います。

最後に紙ヤスリで表面を整えて完了。

続いてアイ(目)の作成。
アイはパーツとして売ってますので面倒であればそういうのを使ってもいいかと。
あまりこだわりがないのであれば書いたり、100均のデコシールとかで代用してもいいかもしれません。
こちらは100均のホログラムシート。
裏が銀、表が金とか青とか色系になってますので銀の面を5m、黄色や赤を3mm、黒めになる部分を黒ビニールテープから2mmポンチでくり抜きます。

こんな風に重ねます。
軽く接着剤を使うといいかもしれません。
それから切れないポンチ使うとご覧のように少々汚く切れてしまうので、良く研いでおくか、カナヅチで叩くよりぐりぐりと押し回しした方がいいかもしれないですね。

こんな自作の台を作り乗せます。
皆さん釘で台作ってる方が多いですが、手ごろな釘がなかったので竹串で代用しましたが乗せにくい(^^;

ここに今回はセルロースセメントを複数回(10回くらいだったかな?)てんこ盛って乾燥を繰り返し、ドーム型に仕上げます。
セルロースセメントだと乾燥すると縮むので複数回やる必要があるんです。
ここは2液のエポキシや、ブラックライトを当てると硬化するUVレジンなんかを使うケースが多いようですね。
セルロースセメントは何回も盛る必要があるし、気泡も入りやすいのでイマイチおススメできないかも。

続いてステンレス板の切り出し。
売り物のスピンテールから型とって金切バサミで切り取ります。

バリはヤスリで落とします。
リューターとかあれば使った方が楽ですよ。
先の丸いカナヅチなどで片面を叩いて木の葉のような緩いアール状に。
それからドリルで3mmほどの穴を開けます。

続いてボディーへのアルミ貼り。
アルミテープにネジや平ヤスリでこんな感じにうろこ模様を付けます。
上はネジを2回転がして模様を付けてます。
分かり辛いですがゴムシートを上のように丸く切って頭部分はうろこを付けないようにします。

これを皺にならないように柔らかい布で伸ばしながら丁寧に貼り付けます。
これが慣れないとなかなか難しい。

貼り終えた後。
まあ、自作なのであまり細部は気にしないことにします。
皺にならないように伸ばしながら貼っているのでうろこ模様が薄くなってしまった...
ここから塗装です。
色がなくても十分釣れるらしいので、色を付けないのであればこれをセルロースにどぶ漬け何回かすれば終了。

今回は缶スプレーでこんな風に塗ってみましたが、缶スプレーだとキメが粗いな...
やっぱりエアブラシが欲しくなる。
すっかり完成していますが、スプレーは数回に分けて薄目に塗った方がキレイに仕上がります。
色付け後、セルロースセメントにどぶ漬けしますが、そのままやってしまうとせっかく塗った塗装が流れてしまうので4、5回クリアのラッカースプレーを塗ってからどぶ漬けしてみました。
それでも少々色は流れましたが、まあまあ無事にどぶ漬け完了。
どぶ漬けは4、5回やってます。

続いてリアのブレイド取り付け用にリアフックに3mmのステンレス針金をこんな風にして...

こんな風に加工して、先にスイベルを取り付けます。

前後のフックとブレイドをスイベルに取り付けて完成!
スピンテールって妙にラインにブレイドが絡まったりするので、前後のフックがあまり動かないように耐熱チューブを被せてみました。

全ての完成の図。
ちなみに右上は市販品。
遠目で見れば遜色ないでしょ?(あるか^^;)
これ、色をつけるのが一番面倒なんですが、色付けなければ結構簡単ですよ。
色付けなくても釣れると思うしぜひお試しください。
タナゴで検索の皆さま、期待を裏切ってスミマセン。
過去記事で参考になる投稿があれば見てやってください。
多分しばらくはソルトルアー&カヤックフィッシングでいくと思いますのでよろしくお願い致します。
ということで比較的簡単(?)な自作スピンテールの紹介です。
【必要な素材】
・ナス型オモリ
削るので完成後の重さ+αのもの。
自分は20g前後のものを作りたかったので8号(30g)を用意。
・ステンレス針金 0.9mm、0.3mm
0.9mmはラインアイ用、0.3mmはブレイド延長接続用なのでなくても可
・アルミテープ(百均にあります)、またはアルミ箔
鉛に貼ってボディーのベースとします。
・セルロースセメント
塗装後の最後の仕上げ用
・お好きな塗料
自分はタミヤのクリア系の缶スプレーを数色用意しました。
アルミ貼った後これで着色します。
・ホログラムシート(これも百均にあります)
アイ作成用なので市販品を購入する場合は不要。
ブレイドに貼ってもOK。
・黒ビニールテープ
アイの目玉にします。
こちらは紙を黒に塗って使ってもなんでもいいです。
・ステンレス板0.3mm
ホームセンターに売ってます。
・耐熱チューブ
フック接続部分に被せる用。なくてもOK。
以降は市販品
・フック
・スプリットリング
・ボールベアリングスイベル
【必要な工具】
・ドリルドライバー
・ドリルビット3〜5mm
・カナヅチ
・平ヤスリ
・紙ヤスリ
・万力(なくてもいいがあった方が穴開けや削るのが楽)
・金切ばさみ
・ポンチ(2、3、5mm、アイを自作しない場合は不要)

まずはナス型オモリを叩いて整形です。

穴開けして即叩きだと薄っぺらくなり過ぎるので、まずは縦方向に薄っぺらくするように叩いて整形します。

ドリルで穴を開ける前にドライバーのビット等で(本当はポンチの方がいいんでしょうが)穴開け位置を打ちます。
そのままドリルで削るとずれたりするので、この工程は入れた方が失敗は減るかと。
まずはセンターに穴を開けるのが大切です!

ドリルで穴を開けます。
サイズは何使ったか忘れましたが後で整形した針金通すのでそれが入るサイズで、4mmくらいだったかな?
最初小さく開けて通らなければ大きくする、というようなやり方でOKかと。
この作業もセンターを出すために確実にまっすぐ開くよう注意した方が吉です。

こんな感じで。
出たバリはカッターでカット。

お次はラインアイ。
9mmのステンレス針金をこんな風に輪っかに加工。
これはリューターのビットの軸使ってますが、釘でもなんでもいいでしょう。

出来上がりはこんな感じ。
長さは叩いて整形するので長めに。

これをオモリの穴に通します。

これをカナヅチで穴を潰すように横から叩きます。
ここの作業も結構重要。
バランスよく打ってるつもりでもどちらかに偏ってたりしますので、打っては確認打っては確認を繰り返し、上下のラインアイがボディーのセンターになるよう調整します。
と言いつつこの時は1つ失敗してしまいました。

ここから平ヤスリで削っていきます。
鉛なので簡単に削れます。
写真はすっかり削った後ですが、削るのには万力があると力入れやすいですよ。

削る前は29gで…

削った後は20g。
塗装とフック等で22、3gかな?
深場の底を探るにはこのくらいの重さがいい感じです。
三番瀬などのシャローでは10g台でいいと思います。

最後に紙ヤスリで表面を整えて完了。

続いてアイ(目)の作成。
アイはパーツとして売ってますので面倒であればそういうのを使ってもいいかと。
あまりこだわりがないのであれば書いたり、100均のデコシールとかで代用してもいいかもしれません。
こちらは100均のホログラムシート。
裏が銀、表が金とか青とか色系になってますので銀の面を5m、黄色や赤を3mm、黒めになる部分を黒ビニールテープから2mmポンチでくり抜きます。

こんな風に重ねます。
軽く接着剤を使うといいかもしれません。
それから切れないポンチ使うとご覧のように少々汚く切れてしまうので、良く研いでおくか、カナヅチで叩くよりぐりぐりと押し回しした方がいいかもしれないですね。

こんな自作の台を作り乗せます。
皆さん釘で台作ってる方が多いですが、手ごろな釘がなかったので竹串で代用しましたが乗せにくい(^^;

ここに今回はセルロースセメントを複数回(10回くらいだったかな?)てんこ盛って乾燥を繰り返し、ドーム型に仕上げます。
セルロースセメントだと乾燥すると縮むので複数回やる必要があるんです。
ここは2液のエポキシや、ブラックライトを当てると硬化するUVレジンなんかを使うケースが多いようですね。
セルロースセメントは何回も盛る必要があるし、気泡も入りやすいのでイマイチおススメできないかも。

続いてステンレス板の切り出し。
売り物のスピンテールから型とって金切バサミで切り取ります。

バリはヤスリで落とします。
リューターとかあれば使った方が楽ですよ。
先の丸いカナヅチなどで片面を叩いて木の葉のような緩いアール状に。
それからドリルで3mmほどの穴を開けます。

続いてボディーへのアルミ貼り。
アルミテープにネジや平ヤスリでこんな感じにうろこ模様を付けます。
上はネジを2回転がして模様を付けてます。
分かり辛いですがゴムシートを上のように丸く切って頭部分はうろこを付けないようにします。

これを皺にならないように柔らかい布で伸ばしながら丁寧に貼り付けます。
これが慣れないとなかなか難しい。

貼り終えた後。
まあ、自作なのであまり細部は気にしないことにします。
皺にならないように伸ばしながら貼っているのでうろこ模様が薄くなってしまった...
ここから塗装です。
色がなくても十分釣れるらしいので、色を付けないのであればこれをセルロースにどぶ漬け何回かすれば終了。

今回は缶スプレーでこんな風に塗ってみましたが、缶スプレーだとキメが粗いな...
やっぱりエアブラシが欲しくなる。
すっかり完成していますが、スプレーは数回に分けて薄目に塗った方がキレイに仕上がります。
色付け後、セルロースセメントにどぶ漬けしますが、そのままやってしまうとせっかく塗った塗装が流れてしまうので4、5回クリアのラッカースプレーを塗ってからどぶ漬けしてみました。
それでも少々色は流れましたが、まあまあ無事にどぶ漬け完了。
どぶ漬けは4、5回やってます。

続いてリアのブレイド取り付け用にリアフックに3mmのステンレス針金をこんな風にして...

こんな風に加工して、先にスイベルを取り付けます。

前後のフックとブレイドをスイベルに取り付けて完成!
スピンテールって妙にラインにブレイドが絡まったりするので、前後のフックがあまり動かないように耐熱チューブを被せてみました。

全ての完成の図。
ちなみに右上は市販品。
遠目で見れば遜色ないでしょ?(あるか^^;)
これ、色をつけるのが一番面倒なんですが、色付けなければ結構簡単ですよ。
色付けなくても釣れると思うしぜひお試しください。
この記事へのコメント
素晴らしい!スピンテールを自作するのは思いつきませんでした。できるんですねえ。
スピンテール、釣れますよね。今年も良い釣りを。
スピンテール、釣れますよね。今年も良い釣りを。
Posted by ぽから at 2016年01月01日 21:39
ぽからさん、こんばんは!
そうなんですよ、スピンテール自作できるんですよ。
意外と簡単なのでぜひ試してみてくださいね〜。
そうなんですよ、スピンテール自作できるんですよ。
意外と簡単なのでぜひ試してみてくださいね〜。
Posted by kassi(かっしー)
at 2016年01月01日 22:42

かっしーさん、明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします。
スピンテール、凄いです~。私には絶対に真似できないです。
必ず釣果を出すので、ひとつ売ってください(笑)
スピンテール、凄いです~。私には絶対に真似できないです。
必ず釣果を出すので、ひとつ売ってください(笑)
Posted by yu
at 2016年01月04日 13:42

yuさん、明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願い致します!
いやいや、大したデキではないですよ(汗
自己満足みたいなモノです(笑)
ある程度道具があればできると思いますのでぜひチャレンジしてみてください。
実はまだ1ゲットもできず、上手な方にモニターしていただきたいんで、お会いできて在庫があったら差し上げますよ♪
こちらこそよろしくお願い致します!
いやいや、大したデキではないですよ(汗
自己満足みたいなモノです(笑)
ある程度道具があればできると思いますのでぜひチャレンジしてみてください。
実はまだ1ゲットもできず、上手な方にモニターしていただきたいんで、お会いできて在庫があったら差し上げますよ♪
Posted by kassi(かっしー)
at 2016年01月04日 18:51

くくくく。器用すぎる。
Posted by 七転び直樹ちゃん at 2016年01月05日 07:07
直樹さん
器用?
んなことないですよ。
今度お見せしますんで不器用さご確認ください(笑)
ああそうだ、1つ差し上げますので釣れること証明してください。
器用?
んなことないですよ。
今度お見せしますんで不器用さご確認ください(笑)
ああそうだ、1つ差し上げますので釣れること証明してください。
Posted by kassi(かっしー)
at 2016年01月06日 11:56
